2014年9月26日金曜日

ぬいぐるみツアー(その5)

旅の最後は笠沙です。海のレジャーの複合施設「笠沙恵比寿」にやってきました。

ランチは「タカエビ丼」! タカエビは とても美味しくて貴重な深海エビです。ちなみにタカエビの漁期は9月1日から。旅程が延びたおかげで味わうことができました。


笠沙恵比寿には宿泊施設と博物館、それから釣りやクルージングができる設備もあります。建物や内装、調度品のデザインは水戸岡鋭治さん。「ななつ星in九州」、など電車デザインで有名な方です。

そして、旅の終わりは笠沙美術館へ。沖秋目島という無人島を望む、その景色自体が美術品みたいな小さな美術館です。


こちらの南欧風の建物のデザインも水戸岡鋭治さんだそうです。屋上の展望所で沖秋目島と一緒に記念写真を撮って、南薩の景色にお別れしました。


これで楽しかった「ぬいぐるみツアー」も終わりでした。ツアー後、ぬいぐるみさんたちはお土産とともに、それぞれのお家へ帰ってきました。短い間でしたが、ぬいぐるみさんたちと少し仲良くなれた気がします。

ちなみに、いろんなお土産をつけたのですが、終了後のアンケートでの一番人気は「とも屋のよもぎべったい」でした!

参加されたぬいぐるみさんたち、そしてそのご家族の方々、ありがとうございました!

2014年9月24日水曜日

ぬいぐるみツアー(その4)


秋目(あきめ)という港に来ました。ここは、奈良時代に鑑真が日本にようやくたどり着いたという記念の地です。
秋目唯一の民宿「がんじん荘」に行ったら、旦那さんの上塘(かみとも)さんが「ちょうど今船が出るから乗っていかない?」と言ってくれました!

天気に恵まれない旅でしたが、船の上は気持ちよかった! でもこの航海のため日程が遅れて、残りの旅程は3日目に繰り越すことになりました。

ちなみにこの船は、釣り人を近場の岩まで乗せていくところでした。海に突き出たただの岩場で、大波が来たらさらわれそうなところでしたが、釣り人さんはそこで明朝の6時まで夜通し釣りをするんだそうです。びっくり。


次の日は亀ヶ丘からスタート。東シナ海を見下ろす小高く険しい丘です。本当なら一番景色がよい所らしいですが、天気がいまいちで霞がかっていました。残念!


それから海道沿いの国道226号線をドライブ。「南さつま海道八景」という絶景めぐりです。大当(おおとう)にある小さな海水浴場では貝殻も拾いました。天気がよければもっときれいな写真がどっさり撮れたのになあ!


(つづく)

2014年9月21日日曜日

ぬいぐるみツアー(その3)


次は坊津(ぼうのつ)へ足を伸ばしました。坊津は、古代から中世にたいへんに栄えた港町だそうです。藩政時代は、琉球との密貿易もやっていました。今では交通アクセスが悪いところですが、昔は薩摩の玄関口だったとか。これは坊津のシンボル双剣石!


坊津には、かつて一乗院というとても立派なお寺があったそうです。伝説ではものすごく古くからあるお寺だったと言われ、かつては薩摩三名刹の一つとされていました。でも明治初めの廃仏毀釈によって無残に壊されて、今では仁王像などが残っているだけです。一乗院跡は小学校の敷地になりましたが、その小学校も近年廃校になりました。


古くからの港町ということで、石段、石垣、小道、家並みが面白かったです。でもこんな道が狭くて坂が多いところは、自動車社会になってしまうと不便ですね。


丸木崎展望所からは坊津の街並みが一望できました。まるで沖縄のように海の色がきれいで透明度が高かったです。

(つづく)

2014年9月16日火曜日

ぬいぐるみツアー(その2)

枕崎へやってきました。枕崎はかつお節の街として有名です。本枯節(高級なかつお節)の生産量は日本一です。

枕崎には、本土最南端の始発・終着駅があります。北海道の稚内から続く線路が、ここで終わりになるんですね。つい最近できた駅舎もありました。電車は一日6本だそうです。でも、不採算路線なので廃止も検討されているらしいです。


枕崎の街は、街全体がかつお節の香りに包まれています。それくらい、かつお節を作る工場がたくさんあります。その中の一つの工場で、ちょっとだけかつお節づくりも見せてもらいました。


枕崎の街には、あちこちにかつお節を燻すためのマキも積んでありました。きっちりと積んであるのでとてもきれいです。


お土産には、かつお味噌を買いました。「枕崎お魚センター」にある「まるた屋」の人気商品です。

その後、火の神公園に行って、立神岩と枕崎の街を遠望しました。

(つづく)

2014年9月10日水曜日

ぬいぐるみツアー(その1)

昨日、「ぬいぐるみで行く 南薩 民泊ぷちツアー」の全日程が終わりました(つまり、我が家に来ていたぬいぐるみさんたちが、お土産を携えてそれぞれの家に帰っていきました)。

今回、ぬいぐるみさんたちの写真をアルバムにしてお土産につけたのですが、せっかくなのでアルバムの写真と旅行内容をちょっとだけ紹介します。


南薩の旅の始まりです。まずは加世田の竹田神社で旅の安全を祈願しました。
ここは島津忠良(日新公)がまつられている神社です。
日新公は戦国時代の人で、島津家の鹿児島支配を確立した島津中興の祖らしいです。イヌマキとクスノキの古木が立ち並ぶ神社でした。


神社には、日新公いろは歌の石碑がならんでいる「いにしえの道」があります。日新公いろは歌は、人としての心構えを説いた47首。

ホームステイ先の窪さん宅は、築約百年になる古民家です。家の半分はリフォームされていますが、立派な梁はそのままです。長い間ススで燻されていたので真っ黒になっています。


窪さんは農業を営んでいます。ぬいぐるみたちみんなで農作業を手伝いました。かぼちゃの種を植えて、タンカン(和風のオレンジです)の実を間引いて、そしてアボカド畑の草取りをしました!


ぬいぐるみが植えたかぼちゃは12月に収穫するそうです。ちなみに、アボカドが実るのは2〜3年後だそう。

(つづく)