2015年10月15日木曜日

松元省平 写真展「今夜も庭に、星が降る」を開催します!——珈琲を飲む会情報(1)

1ヶ月後に迫った「海の見える美術館で珈琲を飲む会vol.2」!
 今年は去年よりだいぶパワーアップして、盛りだくさんになっています。

というわけで、何回かに分けてコンテンツの紹介をしていきますね。

まずは写真展!

去年は、笠沙にあるダイビングステーション海来館さんの水中写真の展示をやりましたが、今年は海から空に目を転じます。

松元省平 写真展「今夜も庭に、星が降る」の開催です。

南薩って星が綺麗なんですよ。晴れて空気の澄んでいる時はそれはそれは素晴らしい夜空が見られます。平成8年には、旧加世田市が星空継続観察日本一にも選ばれていますし、特別なところ(山の上とか)に行かなくても天の河が見られるんです!

そういう南さつまの夜空を撮り続けているのが小湊在住のプロの写真家・松元省平さんです。松元さんは岡山出身で神戸が長かったようですが、奥さんのご実家がある小湊へ数年前に移住され、移住されてから星空を撮影するようになったのだとか。

撮影場所は、多くが自宅の庭からということで、「今夜も庭に、星が降る」というタイトルにさせていただきました。


この展覧会を企画するにあたり、松元さんの星空写真を笠沙美術館で展示する価値というか、ウリはなんなのだろうと考えました。

松元さんの写真がいくらキレイな星空写真といっても、極端に言えばハッブル宇宙望遠鏡で撮った写真とか、すばる望遠鏡の写真とかの方が、それは圧倒的にすごいわけです。NASAのWEBサイトには「今日の宇宙写真」というコーナーがあって、いつ見てもAmazingな写真が載っているんですけど、例えばこれらの写真を展示するのではなく、松元さんの写真を展示することの強みは何なのか。

それはまさに、それらが特別な施設や場所で撮ったものではなく、松元さんが南さつま市の自宅の庭から撮った、という日常性にあるんだと思います。こんなに身近にキレイな星空がある地域は、そんなにないんじゃないでしょうか。

星空写真というだけならもっと素晴らしい写真はいくらでもあると思いますが、暮らしの中で撮られたありふれた風景だからこそ素晴らしいというが私の考えです。我々の屋号も「南薩の田舎暮らし」ですしね! ちなみにロゴも夜空なんですよ!

でももちろん、やっぱりプロが撮った写真ですから、私みたいなシロウトが撮った写真なんかとは比べものにならない美しさです(というか、私は未だに星空写真がうまく撮れないんですけど)。ありふれた風景を、美しく切り取る、というのが技術ですね〜。

当日は、こうした美しい写真をあまりお金をかけずに簡単な機材で撮る方法、そして星空の楽しみ方そのものも、ギャラリートーク「私の星空散歩」と題して松元さんに語っていただく予定です。

写真展は11月11日(水)〜16日(月)の6日間開催しておりますので、「海の見える美術館で珈琲を飲む会」は都合が悪いという方も、写真展だけはご覧になってください。

南さつま市の美しい夜空の魅力を再発見すること間違いなしだと思います!

【情報】
松元省平 写真展「今夜も庭に、星が降る」
場所:笠沙美術館
会期:2015年11月11日(水)〜11月16日(月) 9:00〜17:00
入館料:無料
11月15日(日)には松元省平さんによるギャラリートーク「私の星空散歩」を開催。

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