2016年7月30日土曜日

「無農薬・無化学肥料のお米」販売開始しました!

あと数日で、いよいよ稲刈りです!

この写真は、大浦町の「久保前」というところで、後に見える丘は「亀ヶ丘」といいます。先日は、この亀ヶ丘の上で「大浦 ”ZIRA ZIRA" FES 2016」というビックイベントが開催されました。

今年のお米の出来は、うちの地域は悪くはないみたいです。梅雨時にはかなり降雨がありましたが、昨年のような長雨ではありませんでしたし、その前後には天候に恵まれました。味の方は、食べてみないとわかりませんが、きっと美味しくできているのではないかと思います。

このブログ上ではたびたびお知らせしてきたように、今年から、お米は全量個人販売することにしました。別にアンチ農協、と言うわけではなくて、農協に出荷するには収量が少なすぎるし、せっかく無農薬・無化学肥料で作っているので、それを欲しいと思ってくださる方に売ろうという考えです。

昨年は、意外と(!)売れ行きがよくて、もちろん不作で販売量が少なかったのもありますが、なんと自家消費の分まで売れてしまって、我が家ではわざわざお米を買って食べることになりましたし、最後の方はご注文をお断りしなくてはならないことにもなりました。今年は、かなり販売数量に余裕があると思うので、そういうことにはならないと思います!

というわけで、ご注文(ご予約)はお早めに! 新米時期(8月中くらい?)だけの販売になると思います。

【南薩の田舎暮らし】無農薬・無化学肥料のお米(5kg/10kg)

ところで、昨年よりちょっとだけ値上げしていてすいません! というのは、これまでお米ではほとんど収益が出ていなくて、このままだとなかなか続けていけないので値上げさせていただきました。それでも、無農薬・無化学肥料のお米としてはかなり安い方だと思いますのでよろしくお願いします!

2016年7月25日月曜日

「田舎暮らしのジンジャーエール」がKENTA STOREに登場

鹿児島の善男善女のみなさんは、当然知っていると思いますが、天文館のKENTA STOREでは「南薩の田舎暮らし」のコンフィチュールを扱っていただいています。

で、さらに今回、KENTA STOREにうちの商品を使ったドリンクを置いていただくことになりました!

「田舎暮らしのジンジャーエール」です!

KENTA STOREさん、いつの間にかドリンクもはじめていたようで、私も先日初めて確認しに行ったんですが、狭いカウンターなのに結構いろいろあるんですよ。

コーヒー、抹茶ミルク、島アロエの他に、ビールと焼酎もあって、焼酎なんか7種類もありました。焼酎のみくらべ3種600円っていうメニューもあったんですが、これ、ありそうで意外とないですよね。飲み屋なんかであったら流行りそうですけどね。

ちなみに、その7種は、甑州、六代目百合、大和桜、なかむら、島美人、八千代伝、一尚、でした。焼酎は飲まないので(お酒自体が飲めないので)、このチョイスがどういうものなのか私にはサッパリわかりませんけど、飲み比べしたら楽しそうですね。

まあ、昼間っから焼酎の飲み比べをする、というのもあんまりなさそうではありますが…(KENTA STOREは19:00まではやっています)。

話を戻して、「田舎暮らしのジンジャーエール」は、うちで作ったジンジャーエールシロップを使っていただいているドリンクです。このシロップ、かなり刺激的で本格的なんですが、辛みがスッと抜けていくような爽やかなジンジャーエールが仕上がります! ちなみに使っているジンジャー(生姜)は加世田産です。

というわけで、天文館の街歩きに疲れたら、こむらさき横のKENTA STOREでジンジャーエールなどいかがですか? カウンターは狭いですが、あんまりお客さんは来ないので(笑い)落ち着ける空間です。

※蛇足ですが、私はお酒が飲めないので、飲み会の席では常に(メニューにある時は)ジンジャーエールを飲んでいるほどのジンジャーエール好きです!

2016年7月22日金曜日

竹田神社の夏祭りでドリンク販売します!

明日7月23日(土)は、加世田の竹田神社の夏祭りですね!

実はその夏祭りの端っこの方で、「神社deマルシェ」というイベントがコッソリと行われるんです。それに、南薩の田舎暮らしも出店いたします。

これは、雑貨を中心としたマルシェで、初めての試みです。夏祭りの中心会場からはちょっと離れているのでお客さんが来てくれるか心配ですねー。

どこでやっているかというと、竹田神社の境内から「いにしえの道」を登ってから下りたところ、とでもいうんでしょうか。あるいは、竹田神社の鳥居をくぐらないで、国道270号線を枕崎方向に200mほど進んだ田中菓子補の前あたり、と言った方がわかりやすいでしょうか。

南薩の田舎暮らしは、このマルシェでは、
・手作りドリンク(ジンジャーエール、梅サワー、レモネード)
・野菜焼きドーナツ(かぼちゃ、にんじん)
・スコーン
・コンフィチュール(うめ)
を販売します! また、お祭りということで、子どもが喜ぶ光るステッキ(謎)もちょっとだけ売りますよ…!

ところで、最近異常なくらい暑いですよね。明日のお祭りは昼からやっているので、熱中症で倒れる人が出ないか心配です。この熱気の中で士踊り(さむらいおどり)とかやって大丈夫なんでしょうか。みなさん水分補給に気をつけて、あんまり無理されないでくださいね〜。で、喉が渇いたら、うちの手作りドリンクのことも思い出してください(笑)

では竹田神社でお会いしましょう!

2016年7月17日日曜日

まだまだ続く、イベントラッシュ!

怒濤の3連続イベントがつい先ほど終わりました…。

7月15日(金)はレトロフト金曜市「加世田かぼちゃの闇市」+「南薩日乗サロン」。
7月16日(土)は紅茶の店シルバースプーンでの「ソレイユ・マルシェ」に出店。
そして
7月17日(日)は地元の「大浦 “ZIRA ZIRA“ FES 2016」でかき氷屋さんとして出店!

いやー、疲れました。

ちなみに、なぜか16日の夜には食中毒っぽい腹痛で(何食ったのかなあ…)、今まで経験したことのないようなひどい状況になりましたが、なんとか半日で回復してジラフェスに出ることができました。

というわけで、この3日間のイベントにお越しいただいた皆様、ありがとうございました!

15日と16日は、天候に恵まれなかったり、日和もよくなかったりでお客さんの数もかなり少なく、正直商売としては厳しい結果ではありましたが、売上では計れない部分で、それぞれ充実した一日を過ごすことができました。

特にレトロフトで開催した「南薩日乗サロン」は、面白味のない内容の話になるんじゃないかと心配だったのですが、意外や意外、ほんとに意外に話が盛り上がったのでよかったです。売上はイマイチ、ということは事実ですけど、これも意外と(!)かぼちゃの売れ行きはよくて、それで赤字にならないで済んだ感じでした。

しかも! かぼちゃの評判がかなりよかったんです。「加世田のかぼちゃ」のポテンシャルは十分あると再確認した次第です。

期待と違うところに道ができるのが、世の中の面白いところですね〜。

そして、今日あった「大浦 “ZIRA ZIRA“ FES 2016」!

まず、告知にあんまり貢献できなくてすいませんでした。このお祭り、ポスターとオフィシャルグッズのデザインもしているので、本当は告知にもっと頑張らないといけないんです。でも事前申込で190人以上があり、当日も大盛況!

かき氷も飛ぶように売れる!

今回準備したシロップは「イチゴ」「ハチミツレモン」「緑茶」「黒糖ジンジャー」の4種類。全部手作りです。特に「イチゴ」はかなりいいイチゴを使っているので原価が高かったんですが、そのおかげですごく美味しくてバンバン売れました!

ジラフェスは本当に楽しいイベントに成長してきてるので、来年がまた楽しみです。

これでイベントも一段落……といいたいところですが、

7月23日(土)は竹田神社の夏祭りで「神社 de マルシェ」に出店。
7月24日(日)は浴衣フェス(黒瀬杜氏 vs 南薩女子)への運営協力。

ということでまだまだイベントラッシュは続きます。
お楽しみに!

2016年7月12日火曜日

7月15日、レトロフトの「あんまり売らない市」でサロンを開催

「南薩日乗」の方でもお知らせしましたが、7月15日(金)に鹿児島市名山町のレトロフトで「加世田かぼちゃの闇市」+「南薩日乗サロン」を開催します!

「加世田かぼちゃの闇市」の方は、かぼちゃの量り売りです! 謎のベールに包まれたブランド野菜「加世田のかぼちゃ」(大げさ)を手軽に購入できるチャンスです。

値段は、まだ決めてないんですが、100gで60円くらいでしょうかね。つまり1kgで600円。でも切り売りしないで丸々1個買って下さった場合は、かなり割り引きいたします。でもなかなかかぼちゃを1個そのまま買うってないですよね。何しろものすごく堅いですから。私は持っていませんが、生産者も通常は「押し切り器」というものを使ってかぼちゃを切るんですよ。

この闇市(なんで”闇”市なのかは南薩日乗の方に書いたのでそちらをお読み下さい)は、レトロフト金曜市というプチマルシェの中で行うのですが、このイベントは平日に行われますので、あんまりお客が多くありません。

これまでの経験では、特に2時から4時くらいはかなりお客さんが少ない状態です。というわけでその時間帯を利用して、「南薩日乗サロン」というものを開催することにいたしました。その趣旨は、これも南薩日乗の方に書いたんですけど、実はまあ、正直言うと、あんまり決まってません…! ざっくばらんにいろいろお話ししちゃおうかな、という会です。といっても、かぼちゃのことや南薩の田舎暮らしのこと、それなりに準備はしていこうと思いますけどね。

ところで、レトロフト金曜市、たくさん売ろうとするなら土日にやる方がいいに決まってるんですよね。でもなぜ金曜にやるのか? オーナーさんに聞いたことはないんですが、多分、「あんまり売らない」ためなんじゃないかと思います。売るだけなら、もっと効率のいい場所で売った方がいいんだと思います。でもレトロフト金曜市は、売り上げのための場所というより、お客さんとの会話とか、出店者同士の会話とかの中で、緩やかに何かが繋がっていくための場なんじゃないかと思っています。そのために、敢えて利便性の悪い(?)金曜日が選択されてるんじゃないでしょうか。

だから、この機会にサロンをやってみるというのも、「レトロフト金曜市」の趣旨に沿っているのかなと思います。販売を一休みして、話に花を咲かせようというわけですね。あ、でも、もちろんその時間帯にいらっしゃっても、(声を掛けて頂ければ)購入は可能ですよ。

「南薩日乗サロン」は、お菓子とフルーツティー(笹野製茶)付きで300円。申込不要ですが、参加予定の方はFacebookページに「参加」を押してくださると有り難いです。

では、金曜日はレトロフトでお会いしましょう!

※冒頭画像は、私が載っけた写真にレトロフトの永井オーナーがわざわざカッコイイ文字を載せて作って下さったものです。ありがとうございます!

2016年7月10日日曜日

「テッポウムシ」退治!——柑橘栽培の12ヶ月

この時期、柑橘栽培にはものすごく重要な管理作業があります。文字通り死活問題になる作業です。

それは、「テッポウムシ」退治!

テッポウムシというのは、正式名を「ゴマダラカミキリ」という虫で、柑橘の木の根元に卵を産み付け、幼虫が木を食い荒らしてしまうという、柑橘の大害虫です。

成虫は黒地に白い斑点があり、ちょっとグロテスク。 でも問題なのは幼虫の方(成虫も茎を囓るから問題なんですが、幼虫に比べたらかわいいもの)。

これの退治を怠るとどうなるか。

直径30cmくらいの成木でも5年で、苗木だったら1年で枯れます。柑橘の他の害虫、例えば各種のダニなんかは、仮に駆除しなくても果実品質が落ちるくらいのことで、放っておいても死活問題にはなりませんが、テッポウムシだけは無農薬だろうが自然栽培だろうが、どうやっても駆除しなければなりません。

この時期、柑橘園を見回ると、←こういう状態になった木がよくあります。

…と言われても、写真ではよくわからないですよね。根元の方に、ほんのちょっとだけ幼虫の食べかすみたいなものが盛り上がっているのです。

これを放置すると、オガクズのようなものがどんどん出てきます。その頃は、木の中は随分食い荒らされていて非常に弱ってしまうので、そいう状態になる前に中にいる幼虫を退治しなくてはなりません。

でも「この木には幼虫がいるぞ」というのが栽培してから最初の3年くらいはよくわからなかったので、随分木を弱らせてしまいました。今では、幼虫が孵化する前の、卵の段階でわかるようになったので、かなり駆除の効率もアップしたと思います。

←これは別の木ですが、食われていたところをほじくってみると小さな幼虫が顔を出しました。孵化して数日ですかね。体長1cmくらいです。

これを番線(ハリガネ)でほじくり出してやっつけるわけです。

ちなみに、幼虫の上の方の幹がボコボコしている部分は去年幼虫に食われた傷跡です。

もちろん去年も駆除を頑張ったのですが、全てこの方法で駆除できるわけではない上、次から次に卵を産み付けていくので駆除が追いつかない部分があり、こうして去年のキズが残っているわけです。ということで、これ以上苗木が弱ると文字通り「元も子もない」という状態になっていくので、今年はこの駆除に農薬も使わせてもらいました。

「無農薬・無化学肥料」ということで売っているので、本来農薬を使ったら看板に偽りありかもしれませんが、根元にスプレーでシュッとするだけで、果実には付着しませんのでご理解をお願いいたします。

テッポウムシが卵を産むのは、だいたい6月末から7月中旬まで。地道に根元の警邏(けいら)を続けます!


2016年7月7日木曜日

今年もジラジラフェスがやってきた(申込〆切7月8日)

〆切直前のご案内です!

今年も、大浦町に"ZIRA ZIRA" FES がやってきました。7月17日(日)15:30-18:30の開催です。一応知らない人のために説明すると、これは町内外の(主に)若者が集まって焼肉パーティーをしちゃおうというゴキゲンなイベントです。今年で3回目です。

南薩の田舎暮らしは、昨年に引き続き「かき氷やさん」として出店します。もちろん、かき氷のシロップは手作りです。イチゴシロップもちゃんとイチゴが入ってますからね!

また、ポスターデザイン、そしてオフィシャルグッズのデザインもやらせていただきました。今年はテーマカラーをピンクにして、グッズにはピンクのタオルとサンダルがあります。

タオルの図柄は去年と同じ、大浦の中心部から見た山並みです。サンダルの図柄は、なんと「メヒルギ」! 大浦町にある、自生北限のマングローブです。数十年前は、メヒルギは貴重なものということで保護されたり植栽されたり、大浦町の宝みたいに扱われていたようですが、 最近はあんまり取り上げられてませんね…。というわけでサンダルにメヒルギをあしらってみた次第です。

でもまだグッズが私の手元に届いていないので、どんな感じに仕上がってきているか楽しみ半分、不安半分です。

グッズの収益は、フェスの開催費用の他、一部は熊本地震にも寄附するということです。このイベント、行政の支援を借りずに自前でやっている手作りイベントなので、ぜひお買いあげよろしくお願いいたします。(基本的には会場で売ってますが、ご要望があればネット販売もいたします。値段等は後日公表)

【情報】大浦"ZIRA ZIRA" FES 2016 
日時: 7月17日(日)15:30-18:30
場所:大浦町亀ヶ丘のパラグライダー発進所付近
参加費:大人2000円、小中学生500円
持ち込み自由!焼酎、ソフトドリンク無料!
※当日、ピンクのものを身につけていたらちょっと良い事あるかも〜!


申込〆切7月8日(金):基本的には実行委員(ポスターに記載)に直接申込なんですが、実行委員の誰かが知り合いじゃない場合は、Facebookイベントページに投稿したらいいと思います。

2016年7月4日月曜日

槿の夏

うちの田んぼのすぐそばには藪があって、その藪に大きな槿(むくげ)の樹があります。

槿の花って大きくて華やかですよね。次々咲いてなかなか花が終わらないし。

田んぼの見廻りに行くついでに、ついつい見てしまいます。といっても、なかなか見廻りに行く時間がなくて時々しか行かないんですけどね。

毎年たくさんの花を咲かせるこの槿、たぶん誰かが植えたものなんでしょう。でもそこの区画は耕作放棄地化しているので、もう地元にいない人かもしれません。

あるじなき庭の千草の花盛りいかばかりかは秋は悲しき 前大納言基良

なんて和歌を思い出しました。季節も意味合いも全然違いますけど。というわけで季節はすっかり夏です。

2016年7月1日金曜日

出穂!

豪雨ばっかりだった梅雨も(梅雨っぽくない大雨が多かったですね…)、ようやく終わりそうです。

そんな今日この頃、田んぼでは稲の穂が出てきました。出穂(しゅっすい)と言います。

去年より、一週間くらい早いでしょうか。去年の梅雨は40日間も雨が降り続いて日照も不足していたから特に遅かったかもしれませんが、今年はさほど天候に恵まれているわけでもないのにやけに早いような…。

生育は割と良好で、無農薬・無化学肥料(どころかほぼ無肥料)でも元気にピンピンと育っています。最近、なかなか田んぼの方に手が回りませんが、それでもマイペースに育ち続ける稲って偉いです。

今年は、全量個人販売、を予定しています。これまでは農協にも出荷していましたが、今年からは5反(50a)分のお米を全部自分で売らなくてはなりません。しかも、大体3週間くらいで売り切る予定です。

なんでそんなに早く売り切りたいのかというと、うちには保冷庫がないのでお米の品質が低下するのが心配だということがひとつ、そしてもう一つは、8月後半から秋かぼちゃで忙しくなるので、それまでに配送作業を一段落させたいというのがひとつ。

というわけで、8月初旬の収穫に向け、もうすぐお米の予約も開始したいと思います。ぜひ買って下さいね!