2016年12月16日金曜日

石蔵古本市、ありがとうございました!

12月9日〜12日、無事「石蔵古本市」を開催いたしました。一応、成功といっていい結果だったのではないかと思います。

記録は取っていませんが、推計では200人くらいの人にお越しいただきました。わざわざ遠方より来て下さった方もいらっしゃいました。まず、来て頂いた方に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!

また、今回ご出店いただいた5店の古本屋のみなさんにも大感謝です。田舎で古本市を開催するという無謀な企画にご賛同頂き、4日間も南さつま市に「通勤」していただきました(うち1店は地元ですが)。しかも、前回の記事にも書いたように、かなり本格的な古本を並べてくれました。単純に売り上げだけ考えたら、手軽な本(実用書とか、手軽な文庫とか)を並べるのが得策だと思いますが、敢えて小難しい本を陳列していたところに、古本屋の心意気を見ました。

そして、会場を快く貸して下さった丁子屋さんにも感謝です。いろいろと気を遣ってくださり、会場をとても気持ちよく使うことが出来ました。本当にありがとうございました。

さらには、除籍本の配布をしてくださった南さつま市立図書館、駐車場を貸して下さった顕證寺さん、広報に多大なるご協力をいただいた知覧図書館のSさん、口コミにご協力いただいた方々など、たくさんのご厚意によりこのイベントを開催することができました。この場を借りて、力を貸して下さった全ての方に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました!

加えて、4日間ずっとお天気に恵まれました。12月とは思えないほど暖かく、過ごしやすい陽気でした。人にも天気にも恵まれて開催できた幸せなイベントでした。

ですが、主催者としては反省点も多かったです。

何より、広報不足でした。チラシが出来たのが開催1ヶ月前で、しかも印刷部数が少なかったので積極的に配布することができませんでした。やっぱりこの手のものは、3ヶ月前までにはチラシをつくって、各所に配布する段取りを組まないとダメですね。今回メディアも使えなかったので地元でも知らない人が多かったです。口コミは頑張ったんですが…。

そんな中、飛ぶ鳥を落とす勢いの「Kagoshimaniax」さんに取り上げてもらったのが、唯一のまともな広報だったかもしれません。「Kagoshimaniax」さん、ありがとうございました!

【参考】Kagoshimaniax:【イベント案内】12月9日から南さつまで石蔵古本市!素敵な出会いがあるかもだよ!

というわけで、広報不足のため、私が思っていたよりお客さんの数が半分くらいしかいなかったので、古本屋さんたちには大変申し訳ない思いでした…。

でも、お客さんの入りはイマイチでしたが、会場の雰囲気は抜群でした!

お客があまりいないお店というのは、普通は閑散として寂しいものですが、今回そういう寂しさがあまりありませんでした。そしてその寂しさが和らいでいたのは、やはり石の質感と古本が共鳴していたからでしょう。凛としながらも落ちつく空間になっていたと思います。ここだけは狙いがバッチリ決まった感じがします!

この素晴らしい雰囲気の中で、もっといろいろできるんじゃないかという気がしてきました。本を売るだけではなくて、古本を売りながら小さな講演会みたいなものもできるんじゃないでしょうか。さらに夜になると隠れ家的になってさらに雰囲気がよかったので、「夜の古本屋」なんていう趣向も面白いかもしれません。今回は除籍本の配布で図書館にご協力いただきましたが、「古本屋 vs 図書館」という禁断の(!?)対談なんかもしたら面白いんじゃないかと思います。こういう雰囲気のいいところにいると、空想が膨らみますね!

とはいえ、「石蔵古本市」は単発のイベントとして企画しましたので、次回また開催するとは決まっていません。私自身、古本屋でもなんでもないので、そういう自分が古本市を開催するのはおこがましいのではないかという気持ちもあります。ですが、お客さんからも「またやってほしい」という声をたびたびいただきましたし、古本屋さんたちも次回開催に前向きです。ぜひ第2回目ができるように考えていきたいです。

ところで、ブログやFacebookではお知らせしていませんでしたが、会場では「南薩の田舎暮らし」も小さく出店し、コンフィチュールや珈琲を販売いたしました。お買いあげいただいた皆様、ありがとうございました!

なお、会場では「普段石蔵はどうなってるの?」というご質問をたくさん頂きました。石蔵は、普段は丁子屋さんが待合所等として使っていますが、営業時間中ならば丁子屋さんに声を掛けて確認すれば、見学させてもらえます(当然ですが石蔵が空いている場合のみ)。とてもいい雰囲気のところなので、醤油を買うついでに見に行ってみて下さい。

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